buntisaの日記

メンタルよわよわNs。働きたくない。

私の大好きな愛犬。(妄想話)

今回は私の妄想話を書いてみました。初めての試みです。

たぶん長くなります。

誤字脱字がたくさんあると思いますがご容赦くださいませ。

 

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私は物心ついたときから小さくてふわふわな可愛い動物たちが好きだ。

 

そんな私は幼い頃から「自分のお家にも可愛い動物がほしい」と思っていた。

 

そんな自分の思いが叶ったのは、小学校4年生だった。

 

茶色のふわふわな毛に覆われて、きゅるんとした目が特徴的なトイプードルの男の子が

やってきた。生後5か月くらいだった。

 

私は嬉しくて嬉しくて学校が終わったあとは、その子と一緒に散歩して、一緒に寝て、

一緒にご飯を食べていた。そんな毎日を過ごしていた。

 

私は小学生ながらに、「これから可愛い子と毎日過ごせるんだ!」と思っていた。

毎日が楽しかった。学生時代は恋愛に夢中になる人が多かったけど、私はもふもふして

癒される方がよかった。

 

 

そんな毎日が続くことはなかった。

 

 

雲行きが怪しくなったのは、私が大学4年生の6月のときだった。

 

大学3年の夏から続いた私の就活がやっと終わり、「これで散歩に行く日々に戻れる!」と確信していたときだった。

 

その子はご飯の時間になっても立ち上がることが出来なかったのだ。

 

......いつもならすぐに来るのに。どうしちゃったんだろう。

 

とりあえず、病院で診てもらった。後ろ足の膝の皿が外れていた。

 

獣医は「だいぶ前から外れていたようです。無理したのでしょう。」と。

 

 

ーそれからその子が歩いたところを見ることができなくなった。

 

 

私は動けないその子を抱いて散歩したり、隣に座って一緒に過ごしていた。

 

ある日は「一歩でもいいから動いてほしい」という思いで、動かないと取れない位置に

わざとお菓子を置いてみたりもした。こんな意地悪したくないと思いつつも、期待して

いた。が、その子は動いてはくれなかった。

 

 

動いていないからか、その子は少しづつやせ細っていった。

 

私が大学を卒業するころには、ご飯を残すようになった。

 

どんどん弱っていくその子を見ることしかできなかった。

 

私が就職してからは、会社に寝泊まりすることがあるほど、残業が多く帰りが遅くなっ

てしまった。

 

ろくにあの子との時間が取れなくなった。

 

私が残業している間にも弱っていくというのに......

 

就職してからは3か月はお散歩も、一緒に寝ることもできていなかった。

 

8月のお盆にやっとまとまった休みがもらえた。これで久しぶりにお散歩したり、一緒

に寝たりすることができる!......と思っていた。

 

 

その子は萎んでいた。抱っこするとこぼれてしまいそうなくらいに痩せていた。

背中をなでると、ボコボコと骨が触れた。その子は、目が飛び出そうな顔をニコリとほ 

ころばせてくれた。

 

ーああ、もう長くは一緒にいられないんだ。

 

今まで受け入れずにいたが、受け入れてしまった。

その日は、一緒に日向ぼっこして過ごした。いい天気だった。私の気持ちとは裏腹に。

 

 

それから数週間後、その子はいなくなってしまった。

会社に行く余力もなく、無断欠勤した。私は、今までこれほど泣き続けたことはないん

じゃないかっていうほど泣いた。

 

それからというもののほとんど私はベッドの上にいた。

 

今まであの子に私は何をしてあげられただろうか。もっとお金持ちのお家に飼われてい

たら、寂しい思いをすることが少なかったんじゃないか。もっとあの子と一緒にいたか

った。どうして足のこと、気づいてあげられなかったんだろう。私はあの子の何をみて

いたのだろう。あの子は幸せだっただろうか。私の家に来て、幸せに感じてくれていた

だろうか。

 

 

ぼうっとしているといつの間にか意識はどこかに飛んでいた。

 

ーああ、明日からはあの子のいない日々が続くんだ。

 

 

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いかがだったでしょうか。

今回のお話は悲しいお話になってしまいました。

このお話はここで一度終わらせていただきます。

 

みなさん、ここまでご覧いただきありがとうございます。

では、お元気で。